デビルサバイバー2

デビルサバイバー2 特典 伊藤賢治★アトラスサウンドチーム★スペシャルサウンドトラック(仮称)付きデビルサバイバー2 特典 伊藤賢治★アトラスサウンドチーム★スペシャルサウンドトラック(仮称)付き
(2011/07/28)
Nintendo DS

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 戦わなければ生き残れない!なデビサバ続編。
前作との関連性は一切ないので前作未プレイでも無問題。

 前作の、封鎖された東京で生き残るために戦い続けるサバイバル感溢れるストーリーに比べると、災害で家に帰れなくなったとはいえ国家組織から保護と衣食住の提供を受けている分一日一日の緊張感が薄れててそこはちょっと残念。そう考えると前作キャラは今作キャラより若いのにハードな生活を送ってたよね。話のスケールは2の方が大きいけどシナリオは1のほうが好み。味方キャラの死亡イベント自体は前作より多めになってるけどサバイブ感にそれが繋がってないんだよね…勿体無い。

 キャラクターは前作に比べて大幅に増加。それぞれステータスで個性づけされてるしキャラもたってはいるんだけど関西キャラはどうしてもちょっと好きになれなかった。さすがに偏見入りすぎだろ、これは……でも他のキャラは全員気にいった。特に平均年齢がちょっと高めのジプス勢は全員好き。主人公は初めてキャラデザみた時はなにこのモジャ、と思ったけどプレイしだしたら一瞬で気にならなくなった。アトラスは主人公作るの上手いよね。ペルソナシリーズからその他RPGまで嫌いな主人公いないしさ。
 ただキャラが多くなったことでスキル管理が面倒くさくなったのは確か。特に後半、ストーリーが大きく4つに分岐するんだけど、その度に人間キャラのスキルを整理しなければいけなかったのが面倒だった。

 バトル部分は前作をそのまま正当進化って感じ。一部の技がちょっと強力すぎるのと、後半は万能魔法メインになりがちなのが傷。後者はいつものデビサバというかペルソナの欠点でもあるかな。ただ各属性魔法は性能強化のスキルをつけたら威力が万能魔法越えるから使おうと思えば使える。バランス自体は前より改善されてると思う。

 周回引継要素はトロフィー+テイルズグレード制のような感じで、プレイ中の行動でポイントを獲得し、エンディング後獲得したポイントを支払って引継要素を得る。これのおかげで2周目も他ルート攻略以外の目的をもってプレイ出来るためモチベーション維持に繋がった。


 前作との比較が多くなってしまったけど、いいところがたくさん増えた代わりに悪くなったところもある。でもいいところのほうが圧倒的に増えてるから前作プレイでデビサバが気に入った人は間違いなく買いの作品。未プレイの人にも普通にオススメできる。それにしても今回ルート分岐が極端すぎてもう……!平等ルートも完全実力主義ルートもやったけど、平等ルート気持ち悪すぎる……なんだろうこの感触……恐らく中学高校の時にプレイしてたらもう少し違ったんだろうけど、社会に出てしまった今、この平等っぷりは凄く違和感。逆に実力主義のほうがまだしっくりくるよ。あくまでまだ、だけど。とりあえず後は中間ルートと革命ルート?を残すのみ。このままサクッとクリアするよ!