さて、本屋の天敵と言えば万引きなわけですが、やっぱり当店でもなくなりません。どれだけ警戒しようとも、店の前に交番があろうとも、盗る人は盗っていくわけです。


ちなみにこの万引きというヤツ、一冊盗られるだけでも本屋にとっては掛け値なしに大損害。例えばよく盗られるコミックを例に挙げると、1冊売れることで得られる利益がまあだいたい硬貨一枚分(かなりおよそ)くらいなんですが それに対して1冊盗られた場合、



その本の仕入れ価格+その本が売れた時に得られる金額+売れる機会+お客様の信頼



となって価格だけの損害以上のものになるわけですね。純粋にお金だけの問題なら4冊売ることでようやく1冊盗られた分を取り戻す感じなわけです。


機会とか信頼とかってさー、と思う方もいるかもしれませんが、実際初期配本数なんてものはお店側では決定出来ないので入荷が1冊しかなかったものや極端に少なかったものを盗られた場合は、それを買うつもりで探しにやってくるお客様が買えなくなってしまうこともあり、そうなるとそのお客様は次からは別の本屋で買おうと思ってしまう可能性もなくはないのです。


そんなわけで本屋にとって万引きとは間違いなく天敵であるわけです。



とまあなんでいきなりこんなことを書いたかというと、ここ2週間ほどはコミックを重点的にチェックしていたので万引きにはあっていなかったものの、昨日自分が休憩に行ってる際に、2冊入ってきてたライトノベル新刊のうち1冊を盗まれてしまったので、ついカッとなって書いてしまったわけです。



今日は絶対に盗らせない、そんな思いとともに再び戦場へ足を向ける。そんな毎日です。