ウィザード&ウォーリアー・ウィズ・マネー1〜3

  



本棚を整理していたら出てきたシリーズ第二弾。
この頃のラノベ界はレーベル数が比較的安定していた時期で、新人の作品にも手が出しやすい時期であり、電撃小説大賞の入賞作品も今よりまだまだ売れていたと思います。あくまで1店舗の売上から感じた感想ではありますが。

で、そんな中発売されたのがこちら。イラストレーター切符さんの無双真っ只中だったかなぁ、確か。TCGなんてやったことない自分が手を出したのもイラストがきっかけでした。
1巻が非常に面白く、こりゃーいい新人さんが出てきたよと思ったら、2巻が切符さんの体調不良でなかなか発売されず……
発売されたらされたで、表紙のみ切符さんで挿絵は別の方が描かれており、また小説本編では『独自解釈』というTCGプレイヤーのルール遵守精神をそげぶ。(TCGやってない自分は特にどうとも思わなかったけど)
3巻でまた一気に持ち直すも実は3巻で完結。えぇー。

綺麗に終わったと思うけれど、これまた惜しい作品だった。何が悪かったと言われればタイミングとしか言い様がない。TCGやってない人なら全部通して面白く読めると思う。逆にやってる人は2巻で「こんなんチートや。チーターや!」と思う人がいても仕方ない。特に2巻の帯には当時「TCG+異能アクション」ってでかでかと書かれてたからなー。


しかしこうして表紙を並べてみると1巻に比べて3巻のヒロインの色気アップが半端ないな。対魔導学園でもどんどんふとももとかむっちりしてくるよね。好きな人にはたまらないと思います。