消閑の挑戦者1〜3

  



本棚を整理していたら出来たシリーズ第三弾。
3巻で完結してたり、未完のまま続編が出てなかったりするやつがどんどん出てくるよー!
こちらは「ムシウタ」でブレイクした刊行ペースが遅いことでも有名な岩井恭平先生のデビュー作。1巻読んでドツボにはまり、「ムシウタ1巻」でさらにのめりこみ、「消閑2巻」で完全に岩井ファンと化した当時……まさか3巻が出るまでに2年近くもかかるとは思ってもいなかったのであった……
あ、ちなみにムシウタは1年に1冊から2冊のペースで刊行されてたものの、途中で3年くらい続編が出ず読者を絶望に叩き落したこともあります。11年かけて完結してくれた時には本当にうれしかったね。

で消閑の挑戦者なんですが、ぶっちゃけ巻数が進むごとに趣味全開になっていってるような気がします。
1巻はまだブレーキをかけながら、誰でも楽しめる範囲の頭脳サスペンスアクションにしていたけど、2巻、3巻と進むごとに作者の趣味が全開になっていき理系の方向へ走っちゃってます。
難しい単語覚えるのが苦手な人はちょっと大変かもしれませんが、でもその辺は頑張って乗り越えて読んでもらいたい。それぐらいオススメしてます。
読後感も良い仕上がりになっているので、岩井ワールドを堪能したければぜひこれから!